フーラーに有料作品が投稿できる機能を追加しました

2014-11-30T22:16:09+00:002014年11月30日|Categories: お知らせ|Tags: |

運用している、投稿型コミュニティサイト「フーラー」に、有料の作品を投稿できる機能を追加しました。 このサービスを作った一番のきっかけは、才能を持った人がもっと自由にお金を得られる仕組みを作りたい、と思ったことです。 私は大学4年生の頃、とあるテレビ制作会社に内定をもらっており、当時のレコード大賞や結構な有名番組にアルバイトではありますが参加させてもらいました。 テレビの世界はもちろん華やかで、今考えても中々できない経験をたくさんさせてもらったのですが、体力的なハードさは本当に想像を絶するほどでした。 3日3晩寝ない、みたいな生活を初めてしましたし、「立ったまま気を失う」という体験をしたのもあとにも先にもあれが最後です。 同僚には、局に泊まりこみ、本当に3ヶ月間家にまったく帰っていないという奴もいました。 テレビの世界はクリエイティブな才能が必要なことはもちろんなのですが、その前に「体力」がないとその土俵にも上げてもらえない世界でした。 そしてそのせいで、志半ばで去っていく人を多く見てきました。 私の場合はそれが原因ではないのですが、結局内定を断り、ハドソンというゲーム会社にゲームのシナリオライターとして入社することになったのです。   まぁどんな世界でも体が資本であることに変わりはないのですが(ネット界隈もなかなかやばい)、例えば何らかの事情で外に出られないけど創造的な能力に長けている、という人も絶対にいるはずで、それが「体力」みたいなまったく異なる要素が重視される世界でしか展開されていないとなると、実は本当にいいものってまだまだ世の中に出ていないのではないか、と思っています。   作者の方への還元を自動化できておらず、しばらくは私の口座に振り込んでいただく形になりますが、売上はすべて作者の方に責任をもってお渡しますので、是非ご利用になってみてください。  フーラー 報酬について  有料作品の購入方法

日本は「家族間くらいでしか殺人が起きない」し「ガンくらいでしか死なない」国

2017-11-03T14:00:44+00:002014年11月13日|Categories: 経済・社会|Tags: |

興味深い記事を見たので感想を書きます。 殺人の半分が親族間で行われてる国で一家団らんとか夢見すぎ 「家族は近くで住むべきであると政府が推奨する」ことを批判するのはまったくおかしくないのですが、その根拠が「近親間での殺人事件の割合」であることが妙な感じです。 日本における殺人事件の件数は年々減少しており、 画像出典:社会実情データ図録 去年、初めて1,000件を下回ったと話題になりました。 殺人事件、戦後初めて1000件下回る 13年警察庁まとめ 今やその発生率は下から数えた方がはるかに速いほど、極めて低くなっています。 資料:GLOBAL NOTE 出典:UNODC その上で、近親間での殺人の「割合」が増えてきたのは、それ以外の理由での殺人事件が減ったからです。 言い換えれば、「家族間くらいでしか殺人事件が起きなくなった」ということですね。それは、日本が豊かになりお金のために人を殺すことが減ったのが大きな理由だと思われます。 確かに、ぱっと見ると「日本は近親間での殺人が多いのか! なんて家族の仲が悪い国民性なんだ!」と思いがちですが、全体の数字を俯瞰すると違う側面が見えてきます。 同じ状況に、「ガンは怖い。日本人の死因の○%以上がガン」という言説がありますが、一方で平均寿命はこの50年でガンガンに伸びているので、これは、他の病気がほとんど治るようになってきて、もうガンくらいでしか死ななくなってきた、ということです。 この記事は、数字を一面的に捉えると、正確な判断を見失うという好例だと思われます。

イー・ショッピングの思い出とAmazonの勝因

2014-11-09T22:43:59+00:002014年11月9日|Categories: EC|Tags: , |

まだ日本にAmazonがなく、楽天も始まったばかりだった頃、私は「イー・ショッピング」というサービスを頻繁に使っていました。 これは、ネットで注文した本をセブン-イレブンで受け取れるという、当時としては画期的なサービスで、以来、街の本屋さんに行くことががっつり減ったことをよく覚えています。 もちろん、それ以前にも通販は存在していましたが、流通にセブン-イレブンの商品を運ぶトラックを使うことで送料が無料というのも、とても魅力的だったのです。 その後社名が変わり、取り扱う商品も増えていきましたが、使うことはどんどん減っていきました。 イー・ショッピングでも、一定額以上なら自宅への送料も無料になったし、その点では楽天やAmazonに分があったとは思えません。 それは、品揃えが極端に悪かったというのが最大の理由です。 新刊の本こそまぁまぁ揃っていたものの、検索して探した本はほとんど在庫切れであり、皮肉なことに、利用者が増えれば増えるほどその在庫切れが目立つという、日に日に使えないサービスになっていってしまいました。 しかし今考ればそれは十分まともな判断で、売れ筋でない商品の在庫を抱えるなど普通はしません。 今でこそ(今でもないけど)「ロングテール」などともてはやされていますが、「世界中のすべての本を揃えたい」といって在庫をかき集めたAmazonの策は、常識的に考えれば愚策であったと思うのです。 それでもなぜAmazonが成功したのかというと、アメリカにおいては、その広大な土地によるインターネットショッピングの利便性の相乗効果が考えられますが、日本においては、既存の流通との相性が良かったのが大きいと思います。 完璧に合理化された発送基地を一箇所に集中し、すでに高度に発達していた日本の流通網を味方につけたAmazonは、セブン-イレブンという、すでにインフラと言って良い強力な母体を持ったサービスを凌駕し、あっという間に日本の小売業を変えてしまいました(楽天はまた別の方法でしたが)。 紆余曲折のあったイー・ショッピングですが、今でも「セブンネットショッピング」として頑張っています。Amazonを追い越す日が来るかどうかは分かりませんが、個人的には、セブン-イレブンのセブンミールサービスとは相性がいいのではないかな、と思います。

「わがままボディ」という呼称について

2014-11-07T00:13:42+00:002014年11月7日|Categories: 日々|

「わがままボディ」という言葉がある。 なぜ興味をもったかというと、私が言葉の変化に関心があるからであって、今日山手線の中でそういった人を見かけたからでは決してない。 「わがまま」とは、言うまでもなくマイナス要素の強い言葉であり、曲がりなりにも、人を褒める際にはあまり使わない。辞典いわく、「自分勝手」と同義でさえあるという。 わがまま [名・形動]自分の思いどおりに振る舞うこと。また、そのさま。気まま。ほしいまま。自分勝手。「―を通す」「―な人」 [連語]《代名詞「わ」+助詞「が」+名詞「まま」》自分の思いのまま。 しかしここに「ボディ(バディでもよい)」という、プラスもマイナスもない単なる名詞を付け加えることで、言葉は強烈な意志を持ってこちらに向かってくる。 これは一体どういった算段か。 山手線の中で一点を見つめながら考えた。 「わがまま」とは通常、「人」に対して用いる形容動詞である。そしてここに大きな落とし穴があった。我々はこの常識にとらわれ、真実を見失っていたのだ。 この場合、「わがまま」なのは、その当事者では断じてない。適度にシェイプされた、スリムな体型を指してこの言葉を使わないように、わがままなのはあくまで意志を持たない「身体」を指すのである。 身体自体は意志を持たない。しかしそこには大きな変化が確実に存在し、しかもそれは持ち主ですらも抗えないほど激烈である。 そこに、我々は得体のしれない、奥深い趣を感じ取るのではなかろうか。 だからこそ、わがままというマイナスの言葉であっても、いやさ、マイナスであるからこそ、得も言われぬ魅力を感じとるのだ。 試しに言葉を変えて、「自分勝手」を使ってみよう。 「自分勝手ボディ(バディでもよい、むしろそっちのほうがいい)」 なんてこった。よりコクとまろやかさが増すではないか。 まるで一晩寝かせたカレーのように。まるでヴィダルサスーンのように、広がらないパサツカない。 その回答に達すことができた時、私は心の中で快哉をあげた。決して視線はぶらすことなく。 そして、このブログを始めたのはインバウンドを増やす目的であったのに、本当にこれでいいのかという思いを拭いきれない。