最近特に目につくようになった、妊婦さん問題やベビーカー問題。

「マタニティマーク」妊婦が権利振りかざしている? 「着けるのが怖い」の声も
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/10/news046.html

ベビーカーで電車、3割が「迷惑」 大型化で摩擦増加
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO13161940Q0A820C1WZ8000/

それに、いつまでたってもなくならない痴漢問題。

こういった話が出てくると、必ず「昨今の日本人のモラルの低下だ!」みたいになりがちですが、単純に「満員電車がひどくなければ、そんなに起きないんじゃね?」という気がしてなりません。

これら諸問題は、もし東京の交通の便がもっと良かったら、あるいは東京にもっと人が少なかったら発生すらしておらず、わざわざモラルの低下とか、思いやりの欠如とかに昇華される大仰なことではなく、実はすごく単純な原因があるのではないでしょうか。

「いや、これはもっと議論され解決されるべき、根本的な人間性の問題だ」としたい人もいると思いますが、ものすごく狭い部屋に数人の人間が監禁されたら同じような状況になるはずで、そうすると、こういうのは「起こらなくてもいい問題」だと言えます。

 
とはいえ、東京の電車が朝も夜もガラガラになるというのは考えづらく、まず不可能でしょう。

ではどうすればいいのかと思考ゲームをすると、フレックス制や在宅勤務を推進する、という案が一つあります。

しかし、何となくうまくいってません。
富士通、シャープ、キャノン、(旧)三洋、NECなど、名だたる大手企業がフレックス制を廃止してしまいましたし、一番推進しそうなIT系でもその動きは鈍いです。

ヤフーもやめたでしょ。「ノマド」「在宅勤務」を禁止する理由
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20141003/418462/

これついてはいろいろな方に話を聞いていて、残業代の抑制が目的ではなど出てきますが、大局を占めるのは「大多数の時間帯に合わせることが結局一番効率がいい」が真理っぽいです。
それによって経済活動の合理化とか、さまざまな問題が解決されているのでしょうが、前述のような弊害も出ている、という解釈ができるでしょうか。

 
そうなると、結局解決する方法は「もっと線路を増やす」ことくらいしか現実的になさそうで、なんだか相当時間が掛かりそうで滅入ります。

あーあとはあれですかね、タクシーの料金規制をなくすとか。
下限の料金が国で決められているというのは、色んな理由があるかもしれませんが、やはりおかしい気がします。

ニューヨークのタクシーが安いのは、移民を採用しているからだ、という意見がありますが、
http://www.sankei.com/politics/news/140718/plt1407180035-n1.html

タクシーにかぎらず、経済に健全な競争原理が働かないと、長期的視野では、日本人が移民として他の国に出稼ぎする日が近づくだけではないでしょうか。